犬のこと。

心配かけてすまぬ。
実は、オレがしんどいわけじゃないのよ。
この活動は好きでやってることやけん全然苦じゃないし、
やってるとゆーてもたかだかしれてる。
個人でやってるから、できることは限られてるしね。
他のボランティアさんたちはもっとエゲツない、
過酷で悲惨な状況に対処したりしてる。
元々体力がないうえに、
デカ犬2匹はもうガチでギリギリのところだけど、
ヘトヘトになっても深夜のビールが美味いから大丈夫。
達成感をアテに、しっかり飲んでおります。
今年はライブがない分、こっちに体力使ってる!

それよりも、大変なのは犬の方。
特にドナリー。
保護して2ヶ月経つけど、なかなか落ち着かない。
ずっと続く下痢はついに「ストレス説」が浮上。
こんなに長期間ずっと下してるなんておかしい。
血液検査も便検査も異常なかったし、
食べているごはんは他の子たちも同じもの。
もしかすると、慣れない暮らしにストレスを感じているんじゃないか。
思えば彼は、土成町で自由に放浪していた。
(オレのイメージでは、自然が豊かで一軒家が多くて、
駐車場がめっちゃ広い。一家に1匹犬か鶏を飼っている。)
とても静かだったかもしれないし、
人に近づくのはお腹が空いた時だけだったかもしれない。
気の向くままに歩き、雨が降ればどこかでしのぎ、
雷が鳴ればどこかで隠れていたんだろうと思う。
少なくともこんな街中で、
人や車や音や匂いが強烈で、重い鎖で繋がれてはいなかったはず。
丸太のように肥えて、
すっかりラテン系になっちまったクロッキーはまだいいとして、
ドナリーは本当に幸せか。
ストレスなく、快適に暮らせているか。

ーーー保護しただけで安心しちゃいけない、
その先の、安住の地を見つけるまでが保護活動だよーーー

トラブルや心配事のオンパレードの最中、
ボランティア仲間に言われてハッとなった。
ほんまやな。
助けただけで、とりあえず連れ出しただけで、
満足してしまってはいけない。
餓死するよりはマシ?
殺処分よりはマシ?
それはそうだけど。
そこを考え出すと、
柄にもなく弱気になってうっかり落とし穴に落っこちそうになる。
「人間のエゴ」っていう、最上級の問題。
きっと「正しい答え」なんてない。
そもそも「正しさ」なんて人間ありきの話だし、
それを成し遂げる技量なんて自分にはない。

自問自答は続く。

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