前向きに。
わざわざこんなことを言わなければ前向きになれないこの現状。
停滞する日常、思い通りにいかない毎日。
抗いたいけど、みるみる心が淀んでいくのがわかる。
2月と3月、県内外のイベントやライブがことごとく飛んだ。
今月もまた然り。
昨夜、今週末に予定していたピアノの発表会を延期する決断をした。
めっちゃ悩んだ。めちゃめちゃ考えた。
会場は川沿いのレストラン。
3方面ドアや窓が全開にでき、テラスもあるような解放的な場所。
入り口には大きめの手洗い場があり、アルコール消毒も用意できる。
きっと大丈夫だろう。
そう思っていた。
ネット動画でお医者さんや評論家の注意勧告を観ても、まだどこか遠いことのように思っていた。
月曜日。志村けんさんのニュースを知って、愕然とした。
初期症状が出てから重体になるまでたったの3日。
それから1週間足らずで死んでしまうなんて。
現代医療を持ってしても助からないなんて。
顔も見れずに骨になってしまうなんて。
アメリカの大統領は、あらゆる対策を駆使しても今後2〜3週間は最も過酷な時期になる、病院は戦場になり、最低でも死者10万人を超えるだろうと言う。そこへ、徳島でも新たな感染者が。
ゆるく構えていた自分に今更ながら憤りを感じる。
ファンの人や友人が見てくれているSNSにも、
自覚の薄い愚かな行動を掲載してしまった。
それによって嫌な思いをした人もいたかもしれない。
申し訳ない。
自分なりの意義があって旅に出かけたけど、
もっと注意すべきところがあったかなと思う。
なんとも表現できない気持ちで今現在に至る。
ピアノの発表会も、
生徒たちが一生懸命練習してきたのを一番よく知っているゆえ、
できるなら披露させてあげたいと思ってギリギリまで調整したけど、
無症状でも感染させる可能性があることや、
10日間という長い潜伏期間を考慮して、
強引に決行するのは危険だと判断した。
みんなのがっかりした様子を見るのも辛いけど、仕方ない。
次へ向けて、またテンションを上げれるようにケアが必要だ。
長々と書きました。
何もなく明るい話題だけを伝えようかとも思ったけど、
今のこの気持ちを吐き出さないと次に進めない気がして。
ラジオはもちろん、
保育園やデイサービス、ラウンジなど、
今の私の仕事のほとんどが誰かに向けて、誰かと共に体験するものばかり。
人一倍気をつけないといけない。
読んでくれてありがとう。
1日も早く収束しますように。
これ以上、苦しむ人や死んでしまう人が出ませんように。