猫ひろう2020

なんか、あるんだろうね。
なんか絶対、あるんだろうね。
ホンマに今年は、
なんか絶対あるんじゃわよ!!(断言)

「尚美!今すぐ来い!!」
近所のドラッグストアにビールを買いに行ったオトンから電話。
どうやら駐車場に子猫がおるらしい。
ケージを持って駆けつけると、
なぜかうちの車の周りに大人たちが数人。
まさかの、中に入ったんか!!
修理のにいちゃんみたいに上半身を潜り込ませ
恐る恐る懐中電灯で照らしてみると、
前方タイヤの裏側、
エンジンルームとの間あたりに子猫がすっぽり収納、
じっとこちらを見ている。
途中、配管やら突起物やらがあって人の手は届かない。
それから1時間半、寒空の下、
店のスタッフやお客さん、近所の人などみなで
呼びかけたり潜ったり車を叩いたりと大騒動。
途中、猫用パウチでおびき寄せる作戦に出るも、
サッと降りてきて爆食いして、また上に戻ってしまった。
覗き込むと、目を細めて寝ている。
マジか、ウソだろ・・・
こっちは腹ペコやっちゅーねん・・・
途方に暮れて、今夜は車を置いて帰ろうと提案していた時、
偶然にも知り合いの息子さんファミリーが、
PCのキーボードを掃除するエアスプレーを持ってきた。
ボンネットを開け、上からシューーーッ!
!!!!!
飛び出してきた子猫は駐車場と車道の間の植え込みへダッシュ!
みんなもダッシュ!
向こうから車が!!
キャ〜〜〜ッ!!!!!

・・・
近所に住むという猫好きなおっちゃんが、
勇敢にも茂みに手を突っ込み無事確保。
思わず拍手。

というわけで、皆さん。
これからの季節、
停めたばかりの車は暖かいのでこんなことが起きます。
気づかずエンジンをかけてしまうと、
ベルトに巻き込まれて大惨事になる可能性も。
乗る前にボンネットをバンバン叩いて、
子猫がいないか確認してください。
万が一、中から鳴き声がしたら、
仮にどんなに急いでいたとしても、
エンジンをかけるのはお勧めしません。
その日は車を諦めるか、
JAFなどのロードサービスに連絡をしてください。
私は、エアスプレーを常備する!

うちにいるサビィも去年の夏、知り合いの車に潜り込み、
高知から徳島まで高速に乗ってやってきた奇跡の猫。
まさか自分の車で起きるなんて。
エイズ・白血病は陰性。来月もう一度検査します。
ノミやダニ、回虫の駆除をしてシャンプーして、
ふわふわになった女の子。
名前はコスモス。・・・まんまやな。
通称モスちゃん。
保護するにあたり、寒い中ご協力くださった皆さん、
ホンマにありがとう。
店の人はホウキを貸してくれたり、
車を一晩置くことをや出入り口を開けておくことを許可してくれたり、
近所に住む猫好きご夫婦(5匹飼ってるのだそう)は
JAFに連絡してくれ、猫じゃらしを持ってきてくれました。
うちら親子だけなら、
JAFやらスプレーやらの段取りまで行き着かなかった。
連携プレーが功を奏した夜。

ちょうど2年前の今頃、
やはりオトンが公園で拾ってきた子猫がいます。
白血病で3ヶ月ほどしか生きられなかったけど、
きっと幸せだっただろうと思うことにしています。
今回の奇跡の救出劇でその子がフラッシュバックしたのか、
オトンはすっかりメロメロ、ケージに張り付いています。
私は里親募集するつもりだけどね。
また時期が来たらお知らせします。
あぁ。。。落ち着かんわ。

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